運命の一夜を越えて

「こんなにでかい箱、どうやって持って帰るんだよ」
そう言いながらも、お父さんのすすめを断れない渉はレンタカーのトランクに積み込んだ。

「やっぱり、実家に来るときは自分の車じゃないとだめだな。いつもこうなる。」
と、実家から出発するころにはトランクも後部座席もぱんぱんになっていた。

「どこかで荷物送らないとだめだな。こりゃ。」
そう言いながら私たちは旅館に向かい進みだした。