運命の一夜を越えて

寄り道しながら夕方前には渉の実家に到着した。
着いたのは個人病院と一緒になっている大きな家。

でもいざ病院の方に顔を出すと、渉のお父さんはいなかった。

すぐに携帯を出して連絡する渉。
「あ、親父?今どこ?・・・あー、了解。家上がってる。うん。あー夕飯ね。了解。」
何やら話をした後にすぐ電話を切った渉は苦笑いしながら
「いつもこうなんだ。親父は家にいることのほうが少なくて、昔からレアキャラ並みにつかまらない。」といった。
「先に家に入って待ってよう。夕飯はこの近くにあるラーメン屋に行くぞって言われた。」
「うん」
私たちは渉のお父さんと一緒に夕飯を食べてから、この場所から2時間くらいの場所にある有名な温泉街に宿をとっている。

渉に案内されて家の中に入ると、かなり家の中はきれいに整頓されていた。

さすが渉の実家だ。
必要最低限の物しか置かれていない家は少し寂しさも感じた。