運命の一夜を越えて

キングサイズのベッドがぽつんとある寝室。

渉は私を先にベッドに寝せると、自分もすぐに横になる。

そして、当たり前のように私を抱き寄せた。


「愛してる」
そう耳元でささやきながら渉は私の髪を撫でる。

「幸せだなー俺」
「本当に?」
「もちろん。だって好きな人がそばにいるんだ。」
「・・・それだけで幸せなの?」
「うーん。それだけじゃない。一緒にいて、同じもの食べておいしいって笑い合ったり、髪の毛乾かし合ったり、アイスを分け合って食べたり・・・こうして抱きしめあって眠れる。」
「・・・」
渉は私の体をさらに強く抱きしめて、自分の方に抱き寄せた。