運命の一夜を越えて

えー、つなぐってこと?
どきどきしながら私がその手を取ると、後ろから見える渉の耳が真っ赤になっていて照れていることが分かった。

恥ずかしくて急に黙る渉。
私もうつむきながら自分の頬が赤く染まっているのを見られないようにした。


「おいしそう!」
「やっぱりサービスエリアの定番はこれだな」
私たちはソフトクリームを買ってベンチに並んで座り食べた。

冬に食べるアイスもまたおいしい。

私の倍速で完食した渉は、私が食べ終えるのを話をしながら待っていてくれた。

「車、戻るか」
「うん」
ベンチから立ち上がるときに差し出された手。
今度はさっきよりも照れずにつなげたような気がしたけど、やっぱり渉の耳は赤かった。