運命の一夜を越えて

「開けていい?」
「もちろん」
お弁当の包みを丁寧に開ける渉。
私が渡したプレゼントの包装を開ける時のように慎重だ。

そして、お弁当の蓋を開けた瞬間、うわーっと目を見開く。
「本当にリアクションがいいよね」
「こうなるって」
「食べて」
「まだだ、写真撮る」
「やめてよ」
「ダメ。俺のコレクションに入れる。」
そう言って渉はしばらくいろいろなアングルから写真を撮った。

「いただきます!」
やっと食べ始める渉。

「うますぎ!うまい!」
一つ一つに感動しながら食べている。