運命の一夜を越えて

「もらってばっかり・・・」
手の平に何か渡されたことがわかり、さすがに私は与えてもらってばっかりで気後れしてしまう。
「いいから見て」
その言葉に私は気後れしたまま自分の手を開いた。

「・・・」
私の手のひらの中には・・・ガラス細工の天使。
きらきらとまぶしい・・・

「前に渡した天使、実は二つでひとつだったらしくてさ。もしもまだ持っていてくれたら、そいつと一緒にしておいてあげてほしくてさ。」
前にもらった天使とは少し違う。

私は近付けてその天使を見つめた。

「かわいい・・・」
かわいらしい羽根のある天使。
胸にはハートのモチーフを持っている。