運命の一夜を越えて

「あっ、嫌いじゃないよ?子供。嫌いじゃない」
「うん・・・」
真剣に考えて答えてくれた渉の言葉が頭の中でぐるぐるとまわる・・・。


もしも、はっきりと子供が好きで早く自分の子供が欲しいという返事だったら、きっと私は割り切れたと思う。きっぱりと彼と距離をとって離れる決心を固められたと思う。

でも彼の答えは違った。

こんなにも真剣に、まじめに私と向き合ってくれる彼は私の過去や、抱えている事実を打ち明けたらどんな反応をしてくれるのだろうか・・・

どんな言葉をくれるのだろうか・・・・

私は未来に少しだけ希望をもってしまった。