「太古の昔、至高神であったアマテラスは人間たちの行動に呆れを感じていました。無意味な殺傷、無意味な争い、滑稽なまでの闘争心とその阿呆さ。いくら弟分のような存在であるとはいえ、このまま見過ごせば破壊に明け暮れることになることになるかもしれない。よって、人間たちを正しい道へいざなうためにふたりの御使を産みました。それが、イザナキとイザナミです。ふたりはなんとか、人間たちを争いに明け暮れた民から、落ち着いた生活を好む民へ改心させていきました。ですが、その様子を見ていたアメノミナカが動き出しました。闘争が好きなアメノミナカは、アマテラスにそれの理由を問いただしました。アマテラスはたった一言『この地が無くなるのは避けなければいけない』とだけ言いましたが、アメノミナカは納得できず、戦いを仕掛けました。アマテラスではなく、イザナキとイザナミに。それに憤怒したアマテラスは、その戦いを買い、戦いを始めました。その舞台となったのが、この門堂神社であるとされています」