その日俺は疲れていた。


おそらくカラオケに行って歌いすぎたからだろう。何しろ朝の10時から夜の8時まで友達とずっと歌うというアホ行為をした。



なぜそんな長い時間カラオケに居たかと言うと、10人くらいでパーティールームにいたからである。俺があと3日で転校するから、友達が最後だからって送別会をしてくれたんだ。(ちなみに男女比7︰3)
まあずっとカラオケにいて金をケチってたって方が正しいのかもしれないが笑



まあありがたいと思う。そんな事してくれる奴がいるだけ幸せなんだろうな。
いや誰目線だよって感じだが笑
まああと3日でさよならになってしまうのは寂しいもんですよ。


とにかく家に帰ると疲労困憊で晩飯を食べてからベッドでゴロゴロしていた。
そんな時携帯の着信音が鳴った。
(LINE🎶って感じ)
相手は吉田正人。小学校の頃からの付き合いのなんやかんやで親友的な奴。


正人「これ見ろよ早月!このユサーリスって子めっちゃ可愛いぞ!この清楚感溢れる黒髪まじで死ぬ~(^з^)-♡」

「画像」

そんな感じに正人が好きなアニメのキャラクターの画像を俺に送ってきた。

早月「まあ可愛いけどやっぱり俺は現実派だわ。その子が現実に居たらまじ一目惚れで速攻告るけどな( ̄∀ ̄)」

(LINE🎶)

正人「いやアニメの世界だからこんなに可愛いんだろ。現実に居たらお前より先にその場で襲ってやる(งดี౪ดี)ง」

早月「さっさと捕まれアホ。まあ焦らなくてもこれからはそんな可愛い子が転校してきても俺は居ないから安心しろ。」

(LINE🎶)

正人「やっほー!さっさと転校しろー!可愛い子と早月入れ替われ〜!(՞ټ՞☝」

正人「とでも言うと思ったか。まあ転校先が電車で1時間半のところでよかった。
向こうで友達できても俺らと会うこと遊ぶこと約束しろよ!」

早月「言われなくても帰って来るぜ(`ω´)」

早月「向こうでぼっちなってるかもしれないしなwww」

(LINE🎶)

正人「それはないわ笑お前はコミュ力高いから馴染めると思うでf^^*)」

早月「だといいんやけどな笑」

早月「まあそろぼち寝るわ。ほなさいなら」

(LINE🎶)

正人「スタンプ」(おやすみ的なやつ)

多分正人とはジジイになってもしょっちゅう会ったりするんやろうな。
俺は可愛い彼女であいつがブスな彼女連れてダブルデートとかなったらおもろいやろな笑



そんなアホな事考え着いたら俺はいつの間にか眠っていた。