二人で夢中になって話していると、ゴロゴロと空から低い音が響く。気が付けば晴れていた空は暗くなっていて、刹那、大粒の雨が降り始めた。
「えっ!?今日雨降らないって天気予報で聞いたのに……!!」
「と、とりあえず僕の家まで走ろう!!」
僕は美紅の手を掴み、走り出す。幸いにも僕の家はこの近く。美紅にシャワーを貸してあげられる。
付き合ってない男女が屋根の下ってかなりまずいと思う。でも、美紅をずぶ濡れで帰すわけにはいかないから……。大丈夫、僕は襲ったりなんかしない。美紅を傷付けたくないから。
そんな風に言い聞かせ、僕は初めて美紅を自分の部屋に入れた。美紅は「お邪魔しま〜す」と言いながら靴を脱ぎ、僕は「お風呂場はこっちね」と言い美紅を案内した。
「僕、妹とかいないから女物の服とかなくて……。僕のシャツとズボンでいいかな?服、乾かさないといけないでしょ」
「ありがとう、お借りするね。ちゃんと洗って返すから……」
「えっ!?今日雨降らないって天気予報で聞いたのに……!!」
「と、とりあえず僕の家まで走ろう!!」
僕は美紅の手を掴み、走り出す。幸いにも僕の家はこの近く。美紅にシャワーを貸してあげられる。
付き合ってない男女が屋根の下ってかなりまずいと思う。でも、美紅をずぶ濡れで帰すわけにはいかないから……。大丈夫、僕は襲ったりなんかしない。美紅を傷付けたくないから。
そんな風に言い聞かせ、僕は初めて美紅を自分の部屋に入れた。美紅は「お邪魔しま〜す」と言いながら靴を脱ぎ、僕は「お風呂場はこっちね」と言い美紅を案内した。
「僕、妹とかいないから女物の服とかなくて……。僕のシャツとズボンでいいかな?服、乾かさないといけないでしょ」
「ありがとう、お借りするね。ちゃんと洗って返すから……」


