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夜宮・空、麗
陸、陽
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「ママ、ばいばい。」
「ばいばーい、かあさーん。」
「はーい、ばいばーい」
羅糸ちゃんと同い年の子供がうちには2人生まれた。
まさかの双子だ。お姉ちゃんと同じなのはビックリ。
「ねえママ、パーは?」
泣きそうになりながら言う私の娘。私たちのことが大好きだ。空くんの事はパーって呼んでる。
「照れてるの!入学式は、一緒に行くよ!」
「ほんと!!やった!」
「べ、別に来なくてもいいのに。」
「そんなこと言って!もう、私の息子さんは!」
頭グリグリしてやる。
「ごめんてえ!!」
「陸、ご飯作るの上手だから食べ物の心配はしてないんだけど、コミュ力が…。」
「ママ、そこは私に任せて!」
「うん。よろしくね?」
「まかせて!!」
「なんで、俺がお前に…!」
「そゆこといわないの!じゃあ、いってらっしゃーい!」



