ー更に更に18年後ー
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富崎・支恩、羅糸
蕾、春太
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「パパ、ママいってきまーす!」
「母さん父さん、行ってきます」
私たちには、ギリギリ同い年の2人の子供がいる。
蕾が4月生まれで、その次の年の4月1日に産まれたのが春太。
「行ってらっしゃい。黒城さんよろしくね」
「俺の可愛い子供たちがもう高校生に…。」
「もう、パパってば!!」
「そうよ、パパ。後で入学式一緒に行こうね?」
「うん。分かったよ羅糸。」
「本当にうちの両親は恥ずかしいくらいアツアツでいらっしゃる。」
そう、息子がこういうほど今でも仲良しだ。
俺は羅糸が永遠に大好きだ。
「それにしても、今日から別々で暮らすなんてパパは耐えられませんっ!!」
「支恩、私とふたりじゃ嫌なの?」
全然嫌じゃない。
「嫌なわけなくない!?むしろ、いいかも。」
「ゴッホん。じゃあね!ゴールデンウィークは帰ってくる!」
「行ってきますね、母さん父さん。」
「うん、行ってらっしゃい。」
「またね!!」



