そうして俺たちはご飯を食べて店を出た。 「ねえ、支恩。あの観覧車乗らない?」 「いいね。久しぶり。」 「何年ぶりだろ?」 「んー、7年?」 「早いね〜もう、26歳の年だ〜。」 「ねえ、羅糸?」 「ん?」 「来年の誕生日も、再来年も10年後も20年後も30年後もそれからもずっと俺と一緒に歳をとっていきませんか?」 そういって指輪を出した。 「僕と、結婚してください。」