「あー!!また疲れた!」
「あら、羅糸。またって?もしかして、あのお花のこと?」
「そうそう。学校を出る時に皆に貰っちゃって…。」
「あら、支恩君が嫉妬しちゃうわね。」
ふふっと笑いながらママがそう言った。
「もーーー!!ママったら!」
ピンポーーン
インターホンのモニターを見ると支恩が来ていた。
「支恩だから、私行ってくる!」
そう言って、玄関へ行き、支恩をリビングに招き入れた。
「卒業おめでとう、支恩君。」
「糸さん、ありがとうございます!」
糸さんとは、ママの名前だ。皆、そう読んでいる。
「あら、お母さんでもいいのよ?」
「ママったら!!」
「あら、まだだったわね、ごめんなさい」
また、ふふっと笑いながらそう言った。
私はもちろん支恩も顔を赤くしている。
さすがにこれは、恥ずかしい…。



