支恩が私の方に頭を乗せて眠りについてしまった。
屋敷まで15分、寝かしてあげよう。昨日はあまり眠れなかったみたいだし…。
優羅兄が支恩に私の小さい時の話を朝まで話し続けたらしい。
ママ……。部屋割り間違ってるよ……。
「支恩、着いたよ。おきて。」
「……。おはよ。あれ、さっきまで俺、神社にいなかった?」
「甘酒で酔ってたんだよ、支恩。」
「まじかよ……。」
どうやら覚えていないみたいだ。
「可愛かったよ、支恩。」
「ああ…はず…。」
そんな所も好きだよ。
皆でおせちを食べてその日は解散した。
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