「夢を取り戻す時……」

ミラはそう呟いた後、歌い始める。涙をこぼしながらもその顔には笑顔があった。終わらない夢の詩を、譜面が与えてくれた感動を、ミラは声に出す。

ミラに釣られ、カイルたちも歌い始めた。その目にはミラと同じく涙がある。でもその顔は笑顔だ。

大切なことを思い出し、学び、誇らしい夢を見つけた今日、この詩に乗せて歩いていこう。

ミラたちは青空の下、歌い続けた。