「ただいま」
「お帰り」
玄関を入ると、母さんが出てきた。
「こんばんは」
渉さんの声に父さんも登場。
「また君か」
「もー、渉さんお家で夕食をご馳走になって送ってもらったのよ」
私が説明しても、父さんは渋い表情のまま。
「すみません。次は事前に連絡します」
謝る渉さんに、
「そうね」
母さんはすんなり頷いた。
「お父さん」
急に渉さんが父さんを呼ぶ。
ん?
何を言い出す気だろうと、振り向く私。
一方、
「私は、君のお父さんじゃない」
父さんの態度は変わらない。
「実は、栞奈さんと改めてお付き合いをしたいと思っています」
「・・・」
渉さんの言葉に父さんは黙った。
「今度こそ、大切にします」
お願いしますと頭を下げる渉さん。
ああ、また父さんは反対するんだろうなと思った。
でも、
「もういい。付き合うことは認める。門限は9時。それに、2年は付き合ってくれ。環境の違うところに嫁がせるのは不安なんだ。ゆっくり頼む」
嘘・・・
何で・・・
ポカンと口を開けたまま、私は動けない。
「でも、もしまた栞奈が危険な目に遭ったら2度と会わせないからな」
「はい」
どういうことだろう、なんとすんなり交際が認められてしまった。
後から母さんに聞かされた話しでは、渉さんの親を大切にする態度に父さんの心が動いたらしい。
その後、
私もパート勤務を辞めて、近くの系列会社へ就職した。
もちろんそれも渉さんの力。
渉さんも本社の副社長となり、ますます忙しくなった。
「お帰り」
玄関を入ると、母さんが出てきた。
「こんばんは」
渉さんの声に父さんも登場。
「また君か」
「もー、渉さんお家で夕食をご馳走になって送ってもらったのよ」
私が説明しても、父さんは渋い表情のまま。
「すみません。次は事前に連絡します」
謝る渉さんに、
「そうね」
母さんはすんなり頷いた。
「お父さん」
急に渉さんが父さんを呼ぶ。
ん?
何を言い出す気だろうと、振り向く私。
一方、
「私は、君のお父さんじゃない」
父さんの態度は変わらない。
「実は、栞奈さんと改めてお付き合いをしたいと思っています」
「・・・」
渉さんの言葉に父さんは黙った。
「今度こそ、大切にします」
お願いしますと頭を下げる渉さん。
ああ、また父さんは反対するんだろうなと思った。
でも、
「もういい。付き合うことは認める。門限は9時。それに、2年は付き合ってくれ。環境の違うところに嫁がせるのは不安なんだ。ゆっくり頼む」
嘘・・・
何で・・・
ポカンと口を開けたまま、私は動けない。
「でも、もしまた栞奈が危険な目に遭ったら2度と会わせないからな」
「はい」
どういうことだろう、なんとすんなり交際が認められてしまった。
後から母さんに聞かされた話しでは、渉さんの親を大切にする態度に父さんの心が動いたらしい。
その後、
私もパート勤務を辞めて、近くの系列会社へ就職した。
もちろんそれも渉さんの力。
渉さんも本社の副社長となり、ますます忙しくなった。



