「茜先輩、ありがとうございます。」


沢山心配してくれること。
いつもこうやって私の話を聞いてくれること。
そして最後には助言をくれること。
その全部に感謝だなって思った。


私を見てくれている人がこんなに近くにいたということがとてつもなく嬉しい。


まだ、自信はないけれど、いつかちゃんともう一度浩くんと向き合わなければいけないな。


「なにがありがとうなのよ。」


「なんでしょう。日頃の感謝とかですかね。」


「急にへんなんの。」


茜先輩は、私より酔っぱらってるでしょ、なんて言って笑っていた。