カフェのイケメン君が私のウソ彼です

「ねえ、水城。頼られなさすぎて悲しくて怒りたくなることもあるんだよ。私もだけどね。」


「頼られなくて怒るんですか。」


「信用してるから頼ることできるんでしょ?それがないってことは悲しいもん。水城はもっと人を頼ってもいいと思うよ。」


私にも全然頼ってくれない、というとグラスに少し残っていたお酒を流しこんでいた。


「先輩には結構頼ってると思いますよ。仕事でもプライベートでも。」


「うそだぁ。いつも自分で解決しようとしてギリギリまで相談しないのに?」


「でも結局は頼らないと、なにも1人じゃできてないんですよね。」


「そう?ほとんど自分で解決しているように見えるよ、私からしたら。」


茜先輩からみたら、私1人でできていることもあるのならそれは嬉しいことだと思う。