ハロウィンの奇蹟

 まずい、私が宗一郎と話しているところ見られた!と思っていると香苗はにやりと笑って私の隣を見た。


 「あっれー!彼氏といっしょなの?」

 「は?彼氏??」

 「違うの?その隣の子?」



 そう言う香苗は宗一郎を指差す。



 「…み、見えてんの??」

 「見えてんの、ってそこにいるじゃん」



 私の発言に香苗は不思議そうに首を傾げた。

 どうやら本当に香苗にも宗一郎が見えているらしい。