ハロウィンの奇蹟

 一段落し、溜め息を吐くついでに見上げてみれば黒々とした夜空に星が幾つも輝いていた。


 ああもう夜になっちゃったんだ…そう思いポケットの中に入れたケータイを取り出し、折りたたんだそれを指で弾き開く。


 薄暗い空間にケータイの液晶の明かりが燐光のように光った。



 淡い光を発する画面に表示された数字は『2009.10.31』。



 私はその数字の意味を理解して思わず今日一番の感嘆の溜め息を漏らした。