私はモテる

でも、モテても仕方ない

そもそも恋愛に興味無いし、女子友達がいてくれればいいのだ

「あの、朝ちゃんちょっといいかな?」

「別にいいけど」

告白は受けすぎてもう慣れた

というか告白した子の顔すらもう覚えていない

私達は人気のない校舎裏に行った

「好きです、付き合ってください!」

「ごめん、無理かな」

「あの、そう言うと思っていたので」

そう言って告白してきた友也という男子は持っている袋からばなぷりのグッズを出してきた

「え、こればなぷりの数量限定のめっちゃ高いグッズじゃん!」

「朝ちゃんばなぷり好きでしょ?だから俺とお試しで1ヶ月付き合ってくれたらこのグッズあげるよ!」

「ほんと?」

「うん、ほんと、で、返事は?」

「はい!」

私は即決してしまった

いくらばなぷりに惹かれたからって、告白をOKするのは何かの縁があったのかもしれないと今は思う