重たい…

「ずっと、そいつしか好きじゃないけど。」

「…そ、そっか。」

だんだんチカくんの顔がまた見れなくなって視線が下がる。

…チカくんはその人と上手くいったら私とはもうこうやって一緒にいてくれない。

「で、なんでこの流れで真白はそこまで落ち込んでんの?」

呆れたような声。

な、なんでって、

「なんでって…だってチカくんその人と上手くいったらもう私のこと相手してくれない…」

萎んでいく声。

縮こまる体。

いつの間にか体操座りみたいに自分の足を自分で抱きしめてると、

「はぁ、ほんと、」

とチカくんの声。

一瞬ビクッとしたけど、

言い方はいつも通り愛があって。

戸惑いながら少し、

視線を向ける。