ずっと気づかなかっただけ。

その次の日にはもっと早起きして待ってみたけど、

やっぱりチカくんは現れなくて、

おかしいなと思いつつもまたまた待ってくれていたクマさんと学校に向かって、

クマさんについて行ってチカくんの教室を覗き込んでみたけど誰もいなくて。

…そしたら、授業が始まってからチカくんが私の教室の横を通るのが見えた。

…ずるい。

授業中だから追いかけられないってわかってるんだ。

朝のチャイム無視したんだ。

チカくんは寂しく無いの?

チカくんのバカ、アホ、おたんこなす…

もうそれが1週間も続いて、

でもチカくんと過ごさなくなって数日で嫌がらせはパタリと止んだ。

それがもっと私をイライラさせる。

「…我慢できない、チカくんに会いたい〜」

お昼休みを知らせるチャイムと同時に机に突っ伏すと、

横に来てくれたなっちゃんと太一が困った顔をしてるのが空気でわかる。