ずっと気づかなかっただけ。

「チカくんもう体育館いくの?」

「2年はリハと準備があんの。」

そうなんだ!

お花作ったり準備したり大変だなぁ。

「チカくん、チカくん、これ!ありがとう!嬉しかった!奇跡じゃない?!」

胸に飾ったコサージュを指さすと、

クマさんが何か言いかけたのをチカくんが止めて言う。

「ね、俺も当たると思わなかった。」

当たると思わなかったのに、

メッセージいれたの!?

やっぱりモテ男だ!!

「今日のリボンとの相性もバッチリ!見てみて〜」

朝のようにまたクルクルと回ると、

「わかったから、落ち着け。高木と同じクラスなれたんだな。」

って冷静に返される。

「うん!嬉しい!」

「俺もいますけど。」

太一が割り込んで来て、

私とチカくんの間に立つ。

ちょっと太一!チカくん見えない!