ずっと気づかなかっただけ。


チカくんを見ると、

チカくんは少し驚いた顔をしていて、

「チカくん?」

どうしたの?と続けると、

「…クマにしては珍しいなって思っただけ。それより、高木に真白、クラス発表とかみてこいよ。」

「え!チカくんは?」

「あのね、真白、千景先輩は違う学年でしょ?また同じ学校だから嬉しいのはわかるけどずっと一緒じゃないんだよ?」

なっちゃんに言われて、

それはそうだけど、もう少し久々の一緒の登校を楽しみたかったな…と寂しくなる。

「真白、今日は部活ないから、ここ集合。」

「え!一緒に帰ってくれるの?」

「お互い用事が入らなければ」

「チカくん優しい!大好き!」

チカくんに抱きつくと、

チカくんは、はいはいと適当にあしらう。

「もぉ!千景先輩は真白に甘すぎます!」

なっちゃんが怒るけど、

チカくんはゆるーくかわすだけ。

でも頭を撫でてくれる手は相変わらず優しくて。

やっぱりチカくん大好き!