そして、時間がたちいよいよ未来ともお別れの時が迫った。

未来のお葬式は犬も入れる所を頼むことにした。

そうして始まったお葬式は、あまりにスムーズに滞り無く進んでいく…

そして火葬直前…

俺たち家族は…

未来との最期のお別れをした…

耐えきれないほどの、未練も…

轢いた相手への止められない怒りも…

未来への止められない愛おしさも…

全てを噛み締めて嘘の笑顔で見送った。

そして火葬直前だった。

「ワゥッ!」

ライが火葬の所まで運ぼうとする人にいかくをした…

そしてライは未来のそばを独占すると
未来のそばを離れようとしなかった。