未来。未来。

ぼくの名前を呼んで、、

『ライ!』

そう言って笑って。

未来が居ない日は寒いんだ。

寂しいんだ。

どうしようもない寂しさに、ライは未来の部屋に入ろうと必死になった。

犬の手ではドアを開けるのが困難かと思われたが、

ドアは薄らと開いていてライは簡単に入ることが出来た。

あの日のままのベットは少しひんやりとしていてそれが凄く悲しかった。