「愛してると伝えるたびに未来を思い出して、この子に寂しい思いをさせたらどうしよう」

「未来…を忘れるなんて出来ない…しちゃいけない…」

思い出にするにはどうしたら良いんだろう…

すると俊介は私を抱きしめ言った。

「順位なんて決めなくていい。
どちらも愛してるでいい。
差別してしまいそうになったら教えるし、その分俺が愛情をあげる。
未来を愛してるのは当たり前じゃないか。俺たちの大切な娘だから…
大丈夫…大丈夫…一緒に親になろう。
未来も可愛い妹が出来て喜ぶに決まってる。あの子はだれにでも優しい子だろ?
だから大丈夫だ…どっちかじゃなくていいどっちも。で良いんだ」