だから火葬されてしまうのが許せなかった…

当たり前よね…だってこれは人間の決め事だからライが納得する訳無いわよね…

夫の抱きしめて居た手を止めてライの方を見る。

「ライ…また逢えるわ…未来は優しいから私達を待って居てくれるはずよ…?」

だけどねそう呟く。
それはライだけじゃ無くて自分たちに言い聞かせるように…

「未来はあんまり私たちが泣いて居たら、心配してそして一緒になって泣いちゃうはずだから…それは分かっているでしょう?」

友達が失恋したと泣いて居たら未来は一緒になって泣いちゃうぐらいお人好しで…

ライが怪我をした時は本当に脱水症状になるんじゃ無いかってくらい泣いて…

何より、

「とっても優しい子だものね…?」