もう一度君に伝えたい。

今日1日彼氏を作ることで頭がいっぱいで


全然授業に集中出来なかった…


なんか良さげな人居ないかな…










「宙(かなた)! これからみんなで遊びに行こ!」





「面倒臭いからパス。」





「え〜 宙ひどーい!」





「俺お前らと遊ぶほど暇じゃないから。」





「Sな宙もかっこいいよ!」





「うるせーよ」





「宙なんかほっといて俺と遊ぼうよ?」





「しょうがないな〜 葵で許してあげる」





「ありがとー 宙も一緒に行こうよ
どうせ家帰ってゴロゴロするだけだろ?」





「俺は家に帰って漫画を読むという用事があるんだよ!」





「それ用事じゃねーし」





「うるせー。 とりあえず俺は帰る。」







いつもは聞き流すこんな会話。


けど今日はなんだか聞き流せなくて。


そうだ、女の子嫌いそうな望月くんにしよう。


望月くんならきっと私のことを好きにならない。


そして私も好きにならない。


そう思って帰り際に望月くんを呼び出すことにした。