あなたは私の救世主!~俺様ドクターの命じるままに

『院長!!すみませんでした!』

『おぅ、柊先生!こっちは無事に終わったよ。
みくるは、大丈夫そうか?』

『はい。少し休んでましたが先程奥様が面会に
いらして、今は笑顔も戻ってきました』

『無理言って申し訳なかった……助かったよ。
あの子はなかなか難しくてね。ちょっと甘やかし
過ぎたのかなぁ…』

『いいえ、意外と簡単ですよ』

『え??』

『あっ!!いや、素直で純粋って意味で……』

『ハッハッハ!君の言うことは聞くみたいだな』

『それは…どうでしょう……』

『柊先生、分かってると思うけど…
みくるはとても繊細だからね。体も、心も…』

『はい。』

みくるを託す意味を込めて、
父は聖人の肩を叩いた。