あなたは私の救世主!~俺様ドクターの命じるままに

寝起きのみくるの目は少し腫れぼったく、
開けづらそうにパチパチとしていた。

『ん……ぉ母さん?』

『みくる、凄い顔してるわよ。ふふ』

『ぇ?あっ…聖人さん、見ちゃダメです!』


みくるは両手で必死に顔を隠した。

『ははっ!もう見ちゃったよ』

『えぇぇ………』

『あっ!僕そろそろ行かないと。院長に仕事
代わってもらってるので!』

『そうなの!?柊先生の仕事代わってまでみくるを任せるなんて、お父さんも認めたのかもねぇ』

『え?なんの話してるの?』

『あっ!ぃや!何でもないよ!ミルク、無理したらダメだよ!わかった!?』

『はぁ~い!』


みくるの笑顔を見てから、聖人は仕事に戻った。


『ところで、あなたいつからミルクになったの??』

『ぅふふ~~かわいいでしょ?ミルク!!』