『みくる!料理はやらなくていいって
言っただろ!』

『料理くらい出来ますよ!』

『切ったり焼いたり量を計算したり、
難しいし危ないんだよ!』

『聖人くん、目分量って知ってますか??
それに今は便利な調理器具がたーくさん、』

『この間その便利な調理器具で火傷した奴は
どこの誰だ??目分量の前に砂糖と塩を間違えた奴はみくるさんじゃなかったかな??』


聖人のお説教にどんどん小さくなるみくるは、
悲しそうにキッチンから寝室へ行こうとした時、
聖人に手首を掴まれた。

『さては、ベッドに潜り込むつもりだな…』

『エヘ…バレました?じゃあ聖人くんも一緒に!』


ニヤリと笑うみくるはそのまま手を引き、
聖人と潜り込んだベッドの中でキスをする…

『結局いつも俺がみくるの言うこと聞いてる
気がするんだよなぁ』

『ぅふふ。聖人くんも、私の命じるままに
生きていくんです!嫌ですか??』

『嫌なわけないだろ。
みくるは俺の救世主だからな。
みくるの、命じるままに…生きていくよ』


救世主は、嬉しそうに微笑む救世主を
ぎゅっと抱きしめ、ずっと離さないと誓った。


            ーおぉ~しまぃー