あなたは私の救世主!~俺様ドクターの命じるままに

みくると小山が2人きりでいた事に違和感を
覚えた母は、帰りの車中で問い詰めてみた。

『ねぇみくる、どうして小山先生とカフェに
いたの?』

『ちょっと付き合ってって言われたから』

『そうなの……でも、もし柊先生が2人の事見たら
不思議に思うんじゃない?』

『聖人くんも、2人でいたもん…』

『え?誰と?』

『…………』


みくるは途中で口をつぐんでしまった。
けれど母は、この間の涙の理由が分かった
気がしていた。

『お母さん今日はみくるの部屋に泊まっていこうかなぁ~!いい??』

『もちろん…お母さんのマンションなんだから』

『ぅふ、ありがとう』