真っ暗なマンションの屋上。


フェンスを乗り越えて、あと一歩足を踏み入れると地上に落下するであろうギリギリの場所。


何とも言えないスリルと、最高の夜景。


そこは、みくるの癒しスポット。


『はぁぁ……今日も生きてたなぁ…』


夜空を見上げ深呼吸をしていた時、
後ろから急に男の人の声が聞こえた。


『何やってるんだ!死にたいのか!』

『えっ!?……いや、私……』


慌てたみくるは一瞬体勢を崩した。


『ぁ!』


するとあなたは、軽々とフェンスを乗り越え
私の体を抱き寄せた。


この時私はあなたの胸の中で誓ったの……


死ぬまであなたに付いていく。


あなたの命じるままに、生きていく。