ガラガラガラーーー
と、ドアを入ると 初めましての人ばかりで
「 ワクワクする〜 」
って 菜桜は 周りの人たちに
「 おはよう!よろしくねー 」と
さすが社交的!早速 挨拶をしている。
私は人見知りだからあまり交わることはせず
座席表を見て自分の席へ向かう。
視界に入ったのは平石の姿で、
それに私の席は平石の前。
私はスーッと横を通って席に行く。
すぐに、
「 ねえねえ、 」
って 平石と話をしていた1人の金髪が話しかけてきた。
その金髪の声に 平石も振り返る。
振り返った瞬間、
バチっと目が合い 私は動揺してすぐに目を逸らし、
動揺を隠すように金髪に「 ん? 」と首を傾げる。
「 俺 、笠原 稜矢 ( カサハラ リョウヤ ) よろしくね? 」
って 金髪の彼は 私の横に移動してくる。
金髪にピアス、着崩した制服…
どこに目を向けていいのかわからない。
