クールな彼の甘苦い罠





「 あっ。…おめでとう!! 」


思いがけない平石の姿に私はとりあえず おめでとう と伝えた。

そして、ペットボトルを持ったまま、
私の横に腰掛ける平石。


「 はぁ。遅い 」

って ため息をついて ちょっと不機嫌そう。


「 ん? 」


私は遅いの意味が分からず首を傾げる


「 … もういっぱい言われたんですけどー。」

「 よくわかんない 」


全然噛み合わない平石との会話、


「 ばーか。…… 1番に聞きたかったってこと 」


って、頭を掻きながらちょっと照れ臭そうな平石


「 … あ!!、、えっ。。それは ごめん、、」


理解できたけど、なんで??


「 後、これ 俺のでしょ? なんで開けようとしてたの? 」


って 平石の手にあるスポーツドリンク。


「 … それは、」
「 このチョコも… 俺のじゃないの? 」


って さっき食べてしまったチョコの袋を見て質問攻めにされる私。

「 … 答えてくれる? 、、はるのちゃん 」


って 意地悪そうな表情を浮かべて
私の名前を呼ぶから

私の顔はカーッと熱くなる。


何から答えていいのかも分からない。

それに、今 危険な顔をしてる。