「 … 見るつもりはなかったんだけどー。」
私はソファに座ってテレビを見てた平石に渡すと
「 どこにあった? 」
って写真を私の手から取ると眺めていて、
「 このページ 」
私はアルバムを指差して平石に見せる。
私はアルバムをめくっていくけど
何も情報なんて入って来ない。
ただ、写真を見た時の平石の表情は切なそうで
私の心がモヤモヤするだけだった。
可愛い元カノ、それにあんな顔して笑う平石見たことない……
そんなことをグルグル考えていると
「 … えっ? 」
少しして 私の横に腰を下ろす平石、
ピッタリとくっついて床に座るから驚いて思わず声が出た。
「 … ッ、、…ねぇ 」
そのまま平石の手が伸びて来てさっき結んでくれた髪の毛が
スルッと解かれる。
