手を伸ばすとギリギリ届きそうで届かない、、
背伸びして精一杯手を伸ばして
あ、、届いた
けど、ダメだ 、落としちゃいそう
「 … わっ、、」
「 …あぶねーよ 」
って 後ろから伸びてきた大きな手、
私に覆い被さるようにして手を伸ばし
たこ焼き器を簡単に取り出す平石
すぐに離れて
「 … ごめん 」って 謝る。
「 何、手伝う?」
平石は何もなかったかのように私に聞く
「 私 やるから 座ってていいよ。」
本当だったら ありがとうって言って
手伝って貰うんだろうけど
素直にそれが言えなくて、
「 これ、切る? 」
って キャベツを指さす平石。
「 … へっ? 、、あ、うん。」
私は驚くと同時に頷いて
「 ありがと 」って消えそうな声で伝えた
