「 … 好きじゃないよ 」

私は興味津々の稜矢くんに言う。


「 意識はしてる?」

「 … してない 」


少し間ができてしまい、


「 してるんだ 」


って 稜矢くんは身を乗り出して私を見る。


「 … わかんない。でも、あいつが触れるから。

 …触れられたら ちょっと意識しちゃうじゃん 」


私は 本心を二人に話すと

「 俺的には 遥野ちゃんと紫月お似合いだなーとか思ってるけどねー 」


って稜矢くんはグーっと私に向ける。


「 やめてよ!気まずくなっちゃう 」


私は「 絶対言わないでよ 」って二人に釘を刺した



少ししてから平石は戻ってきたけど

さっき二人に話してしまったせいで 
少し意識をしてしまってる自分がいて…



「 弁当、手作り? 」


って聞いてくる平石に対して頷くことしかできず、



「 へー、作れるんだ。意外 」


って バカにしてくる。