「 じゃ、私 コーヒー……

「 いい 」


って、自分で買うと
スタスタ歩いて行ってしまうから、


「 … ねぇ 」

私は後ろから呼ぶと

「 ん? 」
って振り返り、

「 …… ありがとね 」


って私は平石の隣まで行き、
照れ臭いあまりにイチゴミルクを見せると


「 ふっ…… 素直じゃん 」

「 ……あっ 」


って 少し笑うと私の頭をポンポンと撫でる


「 初めて笑ったの見た 」


いつも不機嫌で、私を見下ろす平石の
初めて笑った姿を見て少しキュンとして

つい口に出てしまった



「 はいはい。」

って 軽く遇らう平石。
それは もう いつも通りで、、


私は 食堂まで半歩下がって歩く。