まさか柊に跡をつけられているとは微塵も考えていないカトレアは
黒谷に促されるままリビングへーーー
「紅茶を淹れてくるから
座ってゆっくりしてて」
「うん。ありがとう」
初めて訪れる彼氏の家に緊張しながらも
長ソファに腰掛けキッチンへと消える彼を見送りつつ
つい視線は部屋の中をぐるり。
(ちゃんと綺麗に片付いてる…)
彼氏の新たな一面を知って
それも嬉しくて顔が綻ぶ。
「昨日は電話にも出られなくてごめんね?
何かあったの?」
紅茶を持って戻ってきた黒谷は
カトレアの隣に腰掛け心配そうな顔をしている。
「あ。うん…
実は昨日の夜 出掛けていたんだけど…
誰かに跡をつけられた感じがして……」
不安にさせる事に気が引けて
『ただの気のせいだと思うんだけどね』と付け加えて話した。
「それは危ない。
怖い思いをしたんだね。
大丈夫だった?」
「うん、全然平気。
無事に帰れたしね」
頭を撫でながら優しい言葉を掛けてくれる彼に
胸がキュンとし
不安な気持ちが一気になくなる。
黒谷に促されるままリビングへーーー
「紅茶を淹れてくるから
座ってゆっくりしてて」
「うん。ありがとう」
初めて訪れる彼氏の家に緊張しながらも
長ソファに腰掛けキッチンへと消える彼を見送りつつ
つい視線は部屋の中をぐるり。
(ちゃんと綺麗に片付いてる…)
彼氏の新たな一面を知って
それも嬉しくて顔が綻ぶ。
「昨日は電話にも出られなくてごめんね?
何かあったの?」
紅茶を持って戻ってきた黒谷は
カトレアの隣に腰掛け心配そうな顔をしている。
「あ。うん…
実は昨日の夜 出掛けていたんだけど…
誰かに跡をつけられた感じがして……」
不安にさせる事に気が引けて
『ただの気のせいだと思うんだけどね』と付け加えて話した。
「それは危ない。
怖い思いをしたんだね。
大丈夫だった?」
「うん、全然平気。
無事に帰れたしね」
頭を撫でながら優しい言葉を掛けてくれる彼に
胸がキュンとし
不安な気持ちが一気になくなる。