恥ずかしくて仕方ないのに、もっと欲しくなってしまった。



「ね、もう一回」



彼の舌が私の唇を舐めてきた。

意思に応える前に、彼に飲み込まれていく。


「…唇、柔らかいんですね」



言われたことのない言葉にびっくりする。




「二人きりなのに全然目が合わないので、ゲームしましょう」



…うぅっ…痛いところついてくる(人見知り)



「…ゲーム?」



よっこいしょ、と体を起こされ、彼の上に跨るように座る。



うわぁ…これ…対面座位だよ…
…だめだ…頭が下ネタでいっぱい…




恥ずかしくて目を逸らす。



「10秒目を合わせてください、耐えられなかったら罰ゲームです」



罰ゲームってなんの罰ゲームだ…。



「スタート」



10秒も経たないうちに目を逸らした。