チャイム

結は、話終わるとお茶を飲み再び黙り込んだ。
奈々子は手汗をハンカチで拭きながら
「話してくれてありがとう。何があったか
分かったわ」
「そうだね、結ありがとう。とりあえず
旧校舎に近寄るのはもうやめよう」
茉麻は結を見つめながら言った。
「はぁ…なんか2人に話したら少し気持ちが
楽になってお腹すいてきちゃった」
結は顔を上げると恥ずかしそうに笑った。
奈々子は、笑いながらテーブルにある
お菓子からチョコを選び渡した。
「ありがとう」
結は、チョコを食べると立ち上がり
体をぐーっと伸ばした。
「私、お風呂入ってきてもいいかな」
2人は頷くと、結はお風呂場に向かって行った。
「少しは元気になって貰えて良かったね」
茉麻はチョコレートを食べながら言った。
「そうだね。あ、メールが来てる」
菜々子は、歩に送ったメールの
返信を見た。

心配してくれてありがとう。
俺は大丈夫。日向も圭吾も連絡してみたけど
大丈夫そうだよ。

菜々子はメールを茉麻にも見せると
2人で一安心したようにホッと息を吐いた。