チャイム

歩たちも必死に階段を駆け下りて
入口に向かって走った。
入口について結が扉を開けようとしたが
開かない。
「嘘でしょ。なんで開かないのよ!!」
結は半泣きで何回も扉を押したり引いたりした。
スタスタスタスタスタ…
走って向かってくる音が近づいてきているのが
分かる。
歩たちも扉を蹴ったり、叩いたりしたが
壊れたり、割れる気配すらしない。
結は、扉についているガラスから外を見ると
奈々子と茉麻が帰ろうとしていた。
「奈々子!茉麻!開けてーー」
結は、大声で扉を叩きながら叫んだ。
歩や圭吾、日向も扉を叩きながら叫んだ。
すると、奈々子と茉麻が走りよってきて
扉が開いた。
良かった……?
結たちは安心して外に出ようとした瞬間
右肩を捕まれ
「ツカマエタ」
女の人の声が聞こえ、4人はその手を勢いよく
振り払うと歩は奈々子、結は茉麻の手を掴んで
旧校舎から走っていった。