チャイム

「見たのよ…私。幽霊を。」
結はそういうと泣き出した。
2人は、結の背中を擦りながら声をかけた。
「大丈夫だよ。私たちがそばに居るから」
茉麻は、結にお茶を渡すと結はお茶を飲んだ。
「2人とも、信じてくれないかもしれないけど
昨日私見たの。本当に見たのよ。あのチャイムが
なってから何かが狂い始めたの」
「チャイム!?」
奈々子と茉麻はお互い顔を見合わせた。
「私も聞いたよ。そのチャイム」
「奈々子も?でも…旧校舎に入っていないはず」
「結たちを探しに旧校舎に行ったの」
「そうだったんだ。心配かけてごめん。」
「大丈夫だよ!私はなんにもなかったし」
結は、頭を下げてうずくまった。
「一体何があったのか少しでもいいから
教えてくれない?」