「チャイム?聞こえなかったけど」
奈々子は恐怖と不安から結に電話をかけた。
しかし、繋がらない。
「どういうこと?電波の届かないところって
ここ圏外じゃないし。」
奈々子は、不安そうな顔で何回もかけた。
「先生を呼びに行こ。」
「そうだね。」
2人は、学校に向かって走り出そうとした。
その時。
バンバンバン!!
後ろから扉を叩く音が聞こえた。
後ろを振り向くと、真っ青な顔の4人が
扉を叩きながら叫んでいる。
2人はすぐに駆け寄ると扉を開けようとした。
しかし、扉が開かない。
「どうして開かないの?」
2人は、必死に扉を開けようとした。