私しか、知らないで…


北翔とふたりで帰った



「オマエ、藤森のこと…
好きなの?」



北翔に聞かれた



「え!」



自分でも予期しない大きい声が出た



「毎日、準備室行ったり
弁当作ってるとか知らなかったけど
絶対、好きだろ!」



「そんな…
そんなこと、考えてもみなかった」



「じゃあ、考えてみ
なんで、毎日行ってた?
なんで、弁当作ってた?」



「それは…
魚のエサをあげるために毎日行かなきゃ…
お弁当だって先生も言ってたけど
先生サプリメントで栄養取ってて
心配になって…
先生も私のこと心配してくれて…
だから…私も先生のこと…」



毎日行かなくても
先生がエサあげれるのに…


毎日お弁当なくても
先生は生きていけるのに…



先生に会いたかったんだ

先生の近くにいたかったんだ





好きなのかな

先生のこと



北翔に言われて意識した