私しか、知らないで…


「昨日、忘れただろ」



翌日先生に渡された



「あ、ありがとうございます」



「ごめん、勝手に読んだ」



「え、たった一晩で?」



「うん、オレ速読なんだよね」



先生、読んだんだ


どぉ思ったかな…



「高校生が読む恋愛小説って
結構過激なんだな」



自分の世界を見られたみたいで
恥ずかしかった



しかも
今読んでる小説は…



「先生と生徒とか
ちょっとリアルでドキドキしたけど」



そぉ
先生と生徒の恋愛小説だった


男子生徒と女教師だったのが
せめてもの救いだったかも…



「オレも高校生の時あんな先生いたら
好きになってたかな…
まぁ、先生とどぉこぉなるって
小説だからね…」



「ですよね」



「でも、まぁ…なくはないか…」



そぉなの?

なくはないの?



「教師も所詮、人間だからね」



水槽の魚を目で追いながら先生が言った



なくはないのかもしれないけど

先生はなさそうだね



人間より魚に興味ありそう